子供の教育の居場所、義務教育の場である小学校、昨今の教育の荒廃を考えるときに、人づくりが国づくりの根源であると私は考えます。まず教育は優先しなければなりません。未来の日本を支えるためには今の
子供たちである、こう考えます。ただ経済的な理由で子供の環境を左右することが本当に私たちの使命でしょうか。償却年数ではなく、今小鴨地域は近年宅地造成が進んでおります。将来的には子供の増加が見込まれております。
危険建物である限り、子供の生命財産を守り豊かな心を育むための努力をするのは私たちの責務であると考えます。豊かな心を育むために、家庭でも子供の教育のために親は一生懸命尽くすではありませんか。ただ経済的な負担、そういうことも惜しまないではありませんか。命がけで私たちは未来ある
子供たちの夢を達成するために
小鴨小学校の
全面改築に賛成するものであります。
皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
○
議長(
山口博敬君) そのほかありますか。
14番福田裕一君。
○14番(福田裕一君)(
登壇) 私は、先ほどの議運で修正動議を出されるということで、その修正動議の
反対討論をしようと思っとったんですけども、
賛同者が得られなかったということですので、動議は出ないようですが、150号ですね、
小鴨小学校の問題。これは、きのうきょう始まった問題ではないんですね。関金の
議員さんは
御存じないかもしれませんけども、13年の11月から14年の2月にかけて
耐力度調査を実施したところが、
危険校舎だということになった。それで、一昨年の12月
議会に
市長は
全面改築を
議会で表明されたんです。ところが、16年度の当初
予算は、例の地財ショックといわれた三位一体改革というものが出てきて、それで一般財源がものすごくふえてきた。それで16年度当初
予算からは落ちちゃった。そういう経過があるんですね。
それで、
議会運営
委員会でもこの問題は
倉吉市行政の喫緊の課題だということで、国会
議員と文部科学省に陳情に行ったじゃないですか。議運のメンバー全員行ったですよ、
市長も一緒になって。それで、そのころから
財政が大変だから
全面改築でなくて大規模
改築にせいとか、そういう論議は一切なかったんですよ。な。それから、その当時から河北中の問題も明倫の雨水対策の問題も、
駅周辺に莫大なお金がかかるということはわかっとった。じゃあね、
財政が大変だから大規模
事業はやめいということなら、これは政治は要らんわけです。総務部長さんがおんならええ。な。だから、政治というのは、行政というのはプライオリティの問題でしょ。今土井
議員も言われた。プライオリティなんですよ。ですから、一番
小鴨小学校の
改築が最優先されるべきだという
議会の判断があり、
市長もそう決意されて、こういう
予算計上したもんですから、それはそれで我々は断固として支持せないけん。
ですから、議運で文部科学省に行った。これ川上
議員に案内してもらった。それで、担当部長に会って、それで
耐力度調査をしなさいというアドバイスをもらった。それから、石破防衛庁長官は長官室に担当課長を呼んで我々と一緒に論議してもらった。ねえ、そうでしょう。(「そうだ」と呼ぶ者あり)それで、去年の6月
議会に私
一般質問で、28秒しか残時間がなかった。そのときに「9月
議会に
基本設計の委託料を計上してください」と言ったら、
市長は「努力する」と言われた。それで9月に
基本設計の委託料が計上されたんです。そのときにも、そういう話はなかった。でしょ。
それで、今月の21日に教育
委員会は県の方に
補助金申請に出とる。それで、県は連休明けに文科省に行くんですよ、
補助金申請に。こういう段取りになっとる。それを、
予算を否決されたんではワヤですわ。文科省も県も相手にせんようになっちゃう。だから、いつか忘れたけど、日にちは正確には、県の担当課長を
小鴨小学校に呼んで、小鴨の地区の
皆さんや杉根県議や、
改築問題をどうするかという勉強会もやったんでしょう。
ですから、そういう経過からいくと、ぜひ
全面改築は実施してもらわないけんということで、賛成の
討論といたします。(拍手)
○
議長(
山口博敬君) 8番
福井康夫君。
○8番(
福井康夫君)(
登壇)
議案第150号のただいまの
一般会計補正予算、
小鴨小学校についてですが、私も担当常任
委員会ということで、あえてこの壇上に立つのがいかがと
思いましたけども、非常に各
議員も悩ましい判断をせざるを得ない、本当にそういう
思いであります。流れは、先ほど14番
議員かな、先ほどおっしゃったわけで、確かに本
倉吉市の市
議会も
全面改築を前提として本
会議で議論してまいったもんですから、それを否定するものでないわけであります。それで、今回の
臨時会の中で
市長が改めて声を大にされて、この
小鴨小学校の
全面改築に対して19億近くの
予算の中で一般財源約9億近くですか、8億幾らだったと
思いますけども、一般財源に占める
部分を
合併特例債全面適用すれば4億から軽減に結びつくんだと、こういうことを答弁されたわけでありまして、私は、先ほどおっしゃったように、県と県教委とも協議をされてきて今日に至った経緯というのは、やはりこれは無視できない。大事にしなきゃいけない。もちろん、
教育施設の整備についてはやはり最大限の我々としても努力をして、より教育環境、
施設整備を進めなきゃいけない、そのように思っております。ある面では
財政事情如何であります。しかし、今日、
職員給与2.5%、昨日も労使で話し合いされたかどうかわかりませんけども、この3日間の臨時
議会中に
職員団体とも
市長は協議をして、鋭意
議会で指摘の行
財政改革に向けて取り組みたいということでありますから、物理的に3日間どうかというふうな
思いでありますが、努力はしておられるようです。ただ、そうしたものとて、例えば2.5%で
職員給与1億削減でもって対応できるわけではない。
議員報酬の引き下げでできるわけない。やはりそういう意味では、県に
補助金申請で
合併特例債、改めて県の方に市町村振興課へ出られて、
合併特例債の適用ということが条件、私は条件で、それが認められるということであれば、
全面改築という対応で4年間のこの
事業費、可能だろうと。少なくとも先ほどからおっしゃっておられた
経費節減の中で
全面改築をやっていきましょうと、そこまでやはり努力されるべきだろうし、それがやはり前提でこの150号の
議案を認めていきたい。
時期的には6月
議会を控えて多分間に合うでしょう。そうすれば、
合併特例債がどうしても認められないということになれば、あえてやはり
議会に改めて相談をしていただき、今の当初
予算で組まれた5億5,000万ですか、これの扱いについて、もう一度
議会に諮っていただきたいし、各
議員それぞれ
皆さんも
思いがあるでしょうというように私は判断をいたしておりまして、全面
反対というわけでもありません。ただ、条件つきでそういう賛成をこのたびしていきたいという意味で
討論にあえて立たせていただいたということであります。
議員各位のまたそうした判断で御理解いただければというふうに思っております。
以上で
討論といたします。
○
議長(
山口博敬君) 4番
佐藤博英君。
○4番(
佐藤博英君)(
登壇) 私も、
議案第150号賛成の
立場から
討論したいんですけれども、先ほどあった
財政難、これは
子供たちがつくったわけじゃないんですよね。何で弱いところにしわ寄せするんですか。そうでしょう。ほかの
大型事業どうなんですか、じゃあ。教育の分野にしわ寄せして、ほかの
建設事業はいいんですか。だって、そういうことでしょう。(「違う違う」と呼ぶ者あり)
私たち日本共産党も3月
議会のときに、いわゆる骨格
予算には
反対しました。グリーンスコーレへ2億8,000万も貸し出すのか。あるいは、同和
事業、まだまだこれ以上続けるのかどうか。あるいは、関金との合併控えてあまりにも積み残し
部分が多いんじゃないかということで
反対しました。今回違うでしょう。教育
予算は削って一般
建設事業はそのまんま。どうも、やるなら、きちっとじゃあその辺を精査をして、きちっと
予算出してください。おかしいですよ。一部だけ大きいからといって削っといて。
私は
思い出すんですよ。ここに丸田
議員がコンクリートの塊持ってきた
議会がありました。それなんですよ。あの
小鴨小学校見られたでしょう、中。(「見ました。全部見ました」と呼ぶ者あり)教室、端から端まで、床ですよ、亀裂が入っとる。窓まで、廊下を突き抜けて壁まで。どっから雨漏りがしてるかわからん。ごっつい雨漏り。何年も何年も。私が
議員になるときも一回見に行ったんです。4年前ですよね。そのときからそうなんですよ。あの校長室どうですか。プレハブみたいな校長室。
子供たちだけじゃない。地域の方々が本当に望んで、長い間。それが大
規模改修で済むかどうかということは確かにあると
思います。しかし、あれを見て、これまでそれを一生懸命考えてこられた人の気持ちをもうちょっと考えていただきたい。
予算についてもそうですよ。教育
予算を削って、ほかはいいっていうのは、私は納得できません。
先ほど枠島
議員も言われました。
子供たちに何の責任もない。これをやっぱりするのは、やっぱり行政の責任であり
議員の責任でもあると私は
思いますよ。これは鴨中の体育館だって同じことだと
思います。きのう関金の
議員の方からもありました。あれぜひやってほしいっていう。数字っていうのは確かに私は重要だと
思います。しかし、それで日本の将来とか、そういうものは本当に金だけで数字だけではかれるものじゃない。これから私は、いろんな
予算出てくるでしょう。その中で当然むだな
部分は削っていかなならんし、
執行部ともこれはけんけんがくがくやっぱり
議員としてやっていかないけんと
思います。
今回の
予算については、ぜひ通していただきたい。賛成していただきたいというふうに
思います。
以上で、
討論終わります。
(「
議長、議事進行」と呼ぶ者あり)
○9番(川部 洋君) 今の4番
議員の
発言の中で、我々の
発言を曲解されている
部分があったんで、訂正していただきたい。決してほかの
事業をやるために教育
予算を削れという
趣旨では言ってないはずです。ほかにも
事業をやると
市長は約束されてるが、それもあわせてどうなるんだっていうことを示してくださいと。それ示されないまま、じゃあ
予算化しました、4年間できますかということを問うてるわけです。厳しい状況はよく
御存じのとおりなんで、ほかの学校のこともあるから、同じ効果が上がるような方法がないものかという話をしているだけで、決して教育環境をないがしろにするような
発言をしたつもりはございませんので、訂正していただきたい。
○
議長(
山口博敬君) それで、この
議会が終了してから、ちょっと一遍調査させてもらいますから、自分の方でね。
そのほかありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君)
討論を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君) 御
異議なしと認めます。
よって、
討論を終結いたしました。
続いて、採決いたします。
初めに、
議案第139号
倉吉市
都市計画審議会条例の一部
改正の
専決処分についてから
議案第149号
倉吉市
都市計画税条例の一部
改正についてまで、計11件を一括して採決いたします。
本案は、
原案のとおり承認することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君) 御
異議なしと認めます。
よって、
議案第139号から
議案第149号までの計11件は
原案のとおり承認されました。
次に、
議案第150号
平成17年度
倉吉市
一般会計補正予算(第1号)を起立により採決いたします。
本案は、
原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
山口博敬君) 起立多数であります。
よって、
議案第150号は
原案のとおり可決されました。
次に、
議案第151号
倉吉市議会定例会の
回数に関する
条例の一部
改正について、起立により採決いたします。
本案は、
原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
山口博敬君) 起立多数であります。
よって、
議案第151号は
原案のとおり可決されました。
次に、
議案第152号
特別職の
職員の給与に関する
条例の一部
改正について、起立により採決いたします。
本案は、
原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○
議長(
山口博敬君) 起立多数であります。
よって、
議案第152号は
原案のとおり可決されました。
次に、
議案第153号
倉吉市
農業委員会の
選挙による
委員の
定数条例の一部
改正についてから
議案第155号
倉吉市
非常勤消防団員にかかる
退職報償金の支給に関する
条例の一部
改正について、計3件を一括して採決いたします。
本案は、
原案のとおり決することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君) 御
異議なしと認めます。
よって、
議案第153号から
議案第155号まで、計3件は
原案のとおり可決されました。
日程第3
選挙第1号
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員の
選挙について
○
議長(
山口博敬君)
日程第3、
選挙第1号
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員を行います。
本件は、鳥取中部ふるさと広域連合規約第8条の規定により、同
議会議員のうち欠員となっている
倉吉市選出
議員7人の
選挙を行うものであります。
選挙の方法についてお諮りいたします。
選挙の方法は、地方
自治法第118条第2項の規定により指名推選とすることに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君) 御
異議なしと認めます。
よって、
選挙の方法は指名推選とすることに
決定いたしました。
続いて、お諮りいたします。
議長において指名することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君) 御
異議なしと認めます。
よって、
議長において指名いたします。
石田政彦君、伊藤正三君、高田周儀君、谷本修一君、福田裕一君、矢城正弘君、
山口博敬君を指名いたします。
以上7人を
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員の当選人と定めることに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君) 御
異議なしと認めます。
よって、ただいま指名した7人が
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員に当選されました。
ただいま
鳥取中部ふるさと広域連合議会議員に当選された諸君に、
会議規則第33条第2項の規定により、告知をいたします。
日程第4
議案第156号
教育委員会委員の任命について
○
議長(
山口博敬君)
日程第3、
議案第156号を議題といたします。
提案理由の
説明を求めます。
○
市長(長谷川稔君)(
登壇) ただいま上程されました
議案第156号につきまして、
提案理由の御
説明を申し上げます。
議案第156号
教育委員会委員の任命についてでありますが、本市
教育委員会委員のうち岩瀬毅さんが去る3月31日付で辞職されたため、その後任
委員の選任について慎重に検討いたしました結果、楠本知恵美さんを任命することが最適と考え、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、本市
議会の同意を求めるものであります。
なお、同氏の略歴はお手元に配付しております資料のとおりでありまして、人格、識見ともに秀でられ、かつ人柄は極めて円満であり、幅広い教育問題に精通しておられます。
何とぞ慎重御
審議の上、御同意賜りますようお願い申し上げます。
○
議長(
山口博敬君) 続いて、
質疑を行います。
議案第156号について
質疑を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君)
質疑を終結することに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君) 御
異議なしと認めます。
よって、
質疑を終結いたしました。
お諮りいたします。
ただいま
質疑を終結した
議案は、
委員会付託を省略して、この際、
討論・採決を行うことに御
異議ございませんか。
〔「
異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君) 御
異議なしと認めます。
よって、そのように進行いたします。
それでは、
議案第156号について
討論を求めます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
山口博敬君)
討論を終結することに御
異議ございませんか。